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富士山が見えるのは高度何m? 地元・埼玉県富士見市にドローンで協力しました

2018/04/25

私、Shifteky島田喜樹ですが埼玉県の富士見市出身です。富士見市は北は川越市、東はさいたま市、西は所沢市と、埼玉の有名な市に囲まれた街で、富士山がよく見えることが市名の由来です。先日、この富士見市にドローン撮影で協力しました!

きっかけは、先日の地方創生EXPOでShiftkeyブースに富士見市職員の方がいらしたこと。来場者名刺をチェックしていたら、見覚えのあるマスコットキャラクターが!

富士見市のマスコットキャラクター、「ふわっぴー」。

島田「これは改めてご挨拶せねば」

富士見市「お米のアイデアに興味を惹かれて立ち寄らせていただきました」

島田「ありがとうございます。何かお手伝いできることがあればご相談ください! 例えばドローンで空撮とか……」

富士見市「ちょっと調べたいことがあるんですけど……とある場所からの、富士山の見え方を調べたい

その場所とは、富士見市東大久保にあるびん沼自然公園に隣接する旧青年の家跡地。ここに新しい施設を建てるにあたって、どのくらいの高度・角度からなら富士山がよく見えるのかをドローンで見てみたいというご相談でした。富士見市にとって、富士山の見え方は重要なポイントなのです。

富士見市から見て、富士山は南西の方角に見えます。

富士山が見える高度は果たして……?

旧青年の家跡地から南西を望む。赤いところが富士山のある方向です。この日は残念ながら富士山が見えにくく、空気の澄む冬の時期なら見えやすいのですが……。

高度5/10/15/20/30mでそれぞれ撮影した映像がこちら!

高度10メートルまでは富士山の見える方角を雑木林が遮っていますが、高度15メートル以上から林の向こう側が見えてきて、富士山が姿を現すことがわかりました。

富士見市「15メートルといえば4〜5階建てくらい?」

富士見市「ヤグラとか展望台ならあるいは……」

富士見市「こっちのポイントからの方が見やすそう」

参考になったようで何よりです!

せっかくなので、違うポイントからも空撮しました(特別に許可を取っています)。

動画前半の葦原は立ち入ることができないエリアなので、上空からの眺めは地元民でも初めて見る光景でした。このようにドローン空撮は、現地の人も気づいていない地域の魅力を教えてくれます!

今回の空撮に向けての段取り

びん沼自然公園周辺はDID(人口密集地域)ではありません。もちろん飛行施設も近くにないし、高度150m以上まで上昇することもないので、航空法の規制にはあたらず、管理者の許可を得れば飛ばせる条件です。

通常、富士見市としては市内の公園でドローンを飛ばすことは禁止していますが、今回は撮影目的ということで、特別に許可をいただきました。その調整用の資料として作成した飛行計画書は、国交省の許可承認申請書をひな形にしました。

このようにShiftkeyでは、地方創生の一環としてドローンを飛ばす機会を探しています。地方の現場ではどんな課題があるのか、それをどう解決していけばいいのか、ドローンでそのお手伝いができればと考えています。「ドローンを試してみたい」という自治体の方、Shiftkeyまでご相談ください!

この記事の著者

島田 喜樹(しまだ よしき)

Locomedian 編集・ライター/株式会社shiftkey プランナー・ディレクター/DJIスペシャリスト

埼玉県富士見市出身。高校まで地元だったけど勢いで札幌の大学に進学し、卒業後は埼玉にUターン。そのせいか会社の人からは盆や正月のたびに「札幌に帰るの?」と聞かれ、「地元は埼玉です」と訂正すること数えきれず。Shiftkeyのドローン担当。


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