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平日はおやつ、休日は特産品 ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店の客層が売れ筋を大きく変える

2017/06/15

アンテナショップが立ち並ぶ有楽町・銀座エリアにおいて、埼玉県のショップはどこにあるかというと……。なんと、ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店の店内なのです! 東京駅に近い日本有数のビジネス街の中、しかもコンビニエンスストア内……。どういうショップで、どんな商品が売れているのか、現場を直撃しました!

来客を埼玉アンテナショップがお出迎え 日本橋で埼玉の物産品は何が売れる?

お話をうかがったのはナチュラルローソン東京日本橋一丁目店の店長・泉田大輔さん。全国にローソンの店舗は数あれど、埼玉アンテナショップがあるのはここと新宿駅西店の2店舗のみです。物産品があることで、他の店舗と何が異なるのでしょうか?

泉田さん「実際に店舗に来ていただくとわかるんですけど、アンテナショップは店に入って最初に目に飛び込んでくるようにディスプレイしています。これにビックリするお客さんも多いですね。存在感があるので、ローソンのオススメ商品の看板を隣に置いてアピールさせてもらっています」

ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店の外観。店内に入ると……。
目の前に表れる埼玉アンテナショップ。紫のぬいぐるみは埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」。

泉田さん「取扱商品は、県からいただいた商品リストの中から、店舗で選んで発注しています。日本橋という場所柄、平日と休日で商品の動き方がまったく違うんですよ。平日は周辺のビジネスマン・オフィスワーカーのお客様が多く、客層も30代以上がメインです。そのため、フィナンシェやせんべいなど、デスクで手軽に食べられるおやつ系が人気です。またドリンク需要も高く、狭山茶のペットボトルもよく出ています」

お菓子は小分けで売られているので、まとめ買いにも柔軟に対応。
日本三大茶のひとつとされる狭山茶のペットボトルをはじめ、ジュース類などドリンクも充実。

泉田さん反対に休日は、観光のお客様が多くなります。近辺のアンテナショップ巡りをしているお客様が、『こんなところに!』とお立ち寄りになることもありますね」

休日になると売れ筋が激変 物産品の中でもメジャーな商品が売り上げを伸ばす

観光客が多く訪れる休日になると、アンテナショップの動きがガラッと変わるそう。いちばんの売れ筋は県民にはおなじみの、あの埼玉銘菓!

泉田さん休日の売れ筋は『十万石まんじゅう』と『しゃくしな漬』で、この2つが8割を締めるほどです。中にはまとめ買いする人もいますね」

長年変わらないテレビCMで知名度は抜群! 埼玉銘菓「十万石まんじゅう」
秩父の名産「しゃくしな漬」が日本橋のコンビニで買えるというのは、なんともユニーク!

泉田さん「東京日本橋一丁目店の売上で、埼玉アンテナショップの比率は決して小さくありません。埼玉県とローソン、それぞれの商品の買い合わせ効果もあるので、ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店において埼玉アンテナショップは心強い存在ですね」

Locomedian View

平日と休日で商品の売れ筋がガラッと変わるというのは、日本橋という日本有数のビジネス街というロケーションに加えて、コンビニという通常のアンテナショップとは異なる業態の店舗ならではといえます。

ナチュラルローソン東京日本橋一丁目店は、建物の構造上、外から店内がよく見えません。それだけに、入店するとアンテナショップの棚が目に飛び込んでくる光景はかなりのサプライズです。しかもそこにあの「十万石まんじゅう」が平積みされていたら……埼玉出身者なら無視することはできません!

意外性のある店舗に定番の商品という組み合わせが生む体験は、他域出身者はもちろんですが、埼玉県出身者にこそ大きなインパクトを与えるかもしれません。埼玉県民のみなさん、東京日本橋一丁目店最寄りの東京駅へは、大宮駅からJR1本で行けますよ!

この記事の著者

島田 喜樹(しまだ よしき)

Locomedian 編集・ライター/株式会社shiftkey プランナー・ディレクター/DJIスペシャリスト

埼玉県富士見市出身。高校まで地元だったけど勢いで札幌の大学に進学し、卒業後は埼玉にUターン。そのせいか会社の人からは盆や正月のたびに「札幌に帰るの?」と聞かれ、「地元は埼玉です」と訂正すること数えきれず。Shiftkeyのドローン担当。


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